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静御前終焉の地(奈良県) [静]

2012年2月19日

奈良県大和高田市磯野町は静御前の母親「磯野禅尼(磯禅尼、磯の禅尼とも)」の生誕地と言われ、また静御前終焉の地とも言われている。
しかし「静御前終焉の地」は、日本全国に存在し、特に近畿から奥州平泉までの間に多く見られるようである。当グログでも、既に2箇所「京都府京丹後市」「長野県大町市」を紹介している。この他にも、新潟県(栃尾)、埼玉県(栗橋)、福島県(郡山)、兵庫県(淡路島)、香川県(長尾)、同(三木)などがあるようだ。
何れにしても、大きく説は2種類となるだろう。1つは「母”磯野禅尼”とともに故郷に戻った」とする説であり、もう1つは「義経を追って奥州へ向かい、途半で亡くなった」とする説である。此処「大和高田市」は前者の立場を取っているようである。

 

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<静御前記念碑>
よく意味が分からないのだが、兎に角大中公園の中に”記念碑”なるものが設置されている。 




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<静御前の遺跡>
これまたよく分からないが「静御前の塚」だそうである。つまり、此処では「静御前の墓跡」を意味していると思われる。

 

 

 

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<石園座多久蟲玉神社(龍王宮)>
静御前が病気平癒のため、お参りした笠神明神が移設された所。

 

 


 

この他、県立高田高校の敷地内に「衣掛けの松」というものもあるようだ。


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コメント 4

sajama

かめ様

こんにちは。 進んでますね義経伝説紀行♪♪ 

アチラこちらに沢山の「跡」や「塚」があるのは自然の成り行きとして仕方の無い事なんでしょうね、それ程に歴史の長さと味が在り、そして多くの日本人の文化を大切に思う心の深さが重なれば、チョコッとした因縁でも大切に保全するんだと思います。 よしんば、事実との多少のギャップが在ったとしても、誰も迷惑は被らないんですし。 しかしてそう言う人物が生きていた事は事実ですものね。 何でも判っちゃってる歴史より思いを馳せ飽きない時空の流れにも非常に惹かれます。

また新年度からは奥州への旅路も伸びそうな気配に期待が膨らみます。


by sajama (2012-03-24 12:02) 

かめ

sajamaさん

いつもコメントを有難うございます。
関西を離れるに当たり、最後の追い込みとでも言わんばかりの「義経ゆかりの地」巡りをやっています。
大分ネタは溜まったのですが、公開に至らずにベンチを温めている状態です。^^;

>何でも判っちゃってる歴史より思いを馳せ飽きない時空の流れにも非常に惹かれます。

寧ろ謎の多い”歴史”の方が、探究心を刺激されるのかも知れませんね。

>また新年度からは奥州への旅路も伸びそうな気配に期待が膨らみます。

はい、今度は「平泉」までと「平泉」以降を探訪してみたいと思っています。
正に、謎だらけの中に突っ込んでしまうかも知れません。(笑)
乞う!ご期待。
by かめ (2012-03-24 19:36) 

tarako09

来月 奈良に参りますので調べております。  静御前につうては、はっきりしたものがないのも逆に神秘的でロマンチックなのかもしれませんね。
 非常に参考になりました
by tarako09 (2012-10-16 14:15) 

かめ

tarako09さま
ご来訪&コメント、有難うございます。
奈良に行かれるとのこと。良いご旅行(?)になることをお祈りしています。
静御前については、鎌倉から釈放された以降の行動が全く不明です。母”磯禅師”の生まれ故郷に母と戻り、そこで亡くなったとする話、一度京都に戻り、それから義経を追ったとする話。色々あるようです。
奈良県の大和高田市には母”磯禅師”の故郷とする「磯野」という場所があります。残念ながら私はそこへ行く事はできませんでしたが、機会があれば行ってみたいと思っています。
静御前に限らず、義経そのものもはっきりしたところが少なく、特に兄頼朝と仲違いをする辺りから、非常に空想の話が多くなります。鎌倉幕府の正史とされる「吾妻鏡」ですら、何処まで本当か分からないところがあるようです。
tarako09さまが仰る通り、だから”神秘的でロマンチック”なんでしょうね。

またのお出でをお待ちしています。
by かめ (2012-10-16 21:28) 

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