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矢の根石(栃木県) [弁慶]

2013年4月28日

2013-04-28_0021.JPG栃木県那須町を通り抜ける古代東山道(義経街道とも関街道ともいう)の路肩には、源義経一行が鎌倉に向けて通り過ぎたという言い伝えが残っている。
さて、義経の一の家臣(子分?)「武蔵坊弁慶」も、当然ながら一行に属してこの地にやって来ている。この一の子分、どうも少々ひょうきん者と言えるのではないだろうか。義経の伝説ある所には、相当高い確率で、その足跡を残している。
当地でも、やはりというか期待通りというか、足跡を残していてくれた。それがこの「矢の根石」である。

2013-04-28_0022.JPG「矢の根石」の説明書きに曰く「矢の根石伝 美野沢地区は、古代東山道(後世、義経街道とも関(せき)街道ともいう)の道筋にあたります。奥州平泉を発った義経一行が、兄頼朝のもとへ向かう途中、この地でのできごとが「追分明神」や「具足岩」をはじめ数多くの義経伝説として語り継がれています。
矢の根石もその一つで、弁慶が矢を取り出し、「わが願い吉ならば、この石に立てよ」と、傍らにあった岩に矢の根を指先にて押し込めば、あら不思議、矢が岩に突き刺さったではありませんか。先々の武運を占って、矢を立てるというしぐさは、占いの一方法で「立つべからずところに立つ」奇跡によって、吉の占いを得ることにあります。伝えられる矢の根石は、道路改修の時に埋められてしまいましたが、当委員会は、弁慶の故事にならって幸運をもたらす「矢の根石」を復元し、義経ゆかりの地を保存することにいたしました。平成二十四年九月 美野沢地区地域づくり委員会」
とのことで、残念ながら伝説の石は残されていないようだ。


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